グレイズ・アナトミー5 最終話「永遠の別れ」

驚愕の言葉の意味を知った。


※抽象的ながらもネタバレあり




あまりにも強い驚きって、背中から流れるようなオーラを飛ばして来る。
見終わった今現在思い返してもまだ驚きが持続してる。アレ、まじなの?


ぞっとした。007の瞬間、芯から凍りついた。


そういや、あの目は確かにジョージだったよ。
女性の証言も、そもそも、そういう行動に出るって事自体が、まさしくジョージ・オマリーそのものでした。
そう思うと目の前が涙で滲む。


三石ヴォイスのメレディスと完全に心情がシンクロ。
メレ「ダブルオー?」
母「え?」
私「ん?」
メレ「セブ・・っええ!?」
母「っ!」
私「ええっ!!?」(←同時に泣き出す。ガチで。)
三石琴乃さん上手すぎる。ただ驚いてるだけでなく悲哀も絶望も焦りも全部含まれてた。


と・い・い・ま・す・か、
一番驚いたのは、そうだと気が付かなかった事。
上手かった実に上手かった。
第5シーズンのジョージのあの影の薄さも、今回ジョージの不在に違和感を感じさせないためのものだったとしたら凄すぎる。
ジー問題も顕著になっていたので副題はそっちかと。いや、まだジョージと決まったわけじゃないけど。
というか、ジョージは前回のラストで、既に驚かされていたのでまだ更に…とは思わず。
第1話からあったジョージのあだ名を使うその巧みさにも驚嘆。
主人公カップルの結婚、クリスティーナ(大好きよ)&オーウェン、ベイリー先生その他色んな目を離せない問題(分散せず心情的にリンクしあってるのがまた泣ける)を積んで。そして007。
ただ驚いただけじゃない。押して寄せる波のように色んな感情を喚起させられた。


ジーとジョージは天使かなにかなの?
あのエレベーターの象徴的なシーンはちょっとやそっとの安っぽい言葉じゃ語れない。
(あのドレスの時のイジーって色んな意味で完全体だと思うの。)
前回も書いたけど、今回もイジーとジョージの関係の深さを前面に出してくれた事は有難かった。
でもあのシーン、本当に怖かった。あからさまに「どっちかだよ」って事ですもん。
そして副題に限りなく近くにいると思う、扉の向こうにいたジョージの微笑は、
永遠に私の心の傷。



■追記■
「え?なんで007がジョージを意味するの?」って思っている人が結構いる気がしたので解説。
007=殺しのライセンス(ジェームズ・ボンド)=患者を殺しまくりそうなヘボ医者=ジョージ という連想ゲーム。
アレックスあたりが第1話でジョージにつけたひどいあだなです。
まぁ、ジョージのあだ名っていうと「007」より「バンビ」の方が多用されていたので忘れてしまってる視聴者もいてもおかしくない。